飛騨ワイン畑の新設

飛騨ワイン畑の新設 - 木戸脇果樹園

飛騨高山の国府町今地区に、2021年3月から1.2haのワイン用葡萄畑(圃場全体1.4haの内、0.2haは生食ぶどう園)を新設しています。

標高540mと、ワイン用ぶどう畑としては、比較的低地に思われますが、飛騨は山岳地帯のため気温が低く、長野県や山梨県の標高に換算すると、標高650m~800mに相当します。温度推移のグラフが重なる有名なワイナリーとしては、シャトーメルシャンの椀子ワイナリーや、グレイスワインなどがあります。専門的な気候区分でいえば、Region Ⅱ〜Ⅲ(直近5年平均)に相当します。

今地区のある荒城の谷は、近くを流れる荒城川が山を削って作られた土地で、東西に谷が伸びており、飛騨で最も日照時間が長いことで知られています。

今回、開設する葡萄畑は、日照量が最も多いエリアのうち、元々の地形が川の中洲だったところです。このため、砂地で水捌けがよく、平成2年の土地改良で田んぼにはしたものの、長い間、水が貯まらず、トラクターの爪がすぐに摩耗する、田んぼとしては、大変苦労した場所です。

この土地を集約し、3月からバックホー(ショベルカー)で、地下1m以上まで掘り返し、水を貯めるために作られた田んぼの敷(しき、耕盤層、硬い層)を壊すことで、畑に作り替えました。実際、掘り返してみると、砂地の部分が多く、梅雨の時期にも、掘削の甘かった1箇所を除いて、水が溜まることはありませんでした。

写真は、7月終わりに撮影したもので、全面に草が生え揃い、支柱も8割方打ち込み終わった様子です。

秋から、またバックホーを入れて、周囲の畔(あぜ)を取り去ったり、道路との段差部分を埋めるなど、最終調整に入ります。

まだまだ先は長いですが、今年中に仮植している苗木を本植えし、ヴィンヤード(葡萄畑)の形を作っていきます。

ネーミングは決まっていませんが、国府町今 字神ノ木から、神の木ヴィンヤードというのはどうかと考えています。


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